「今日」トップ 幕末日誌文久3 テーマ別文久3 事件:開国:開城 HP内検索 HPトップ


前へ 次へ

文久3年8月26日(1863年10月8日)
【京】在京諸大名の召集。「18日以降の勅が真」と伝宣。
【長】都落ち七卿のうち二卿、三田尻に到着

■政変後の政局
【京】文久3年8月26日、朝廷は在京の諸大名を召集して、8月18日(政変当日)以降の叡慮を伝えて宸翰(=天皇直筆の書簡)をみせました

「是迄は彼是真偽不分明の儀あれども、去る18日以後申出づる儀は、朕が真実の存意なれば、一同心得違いあるべからず」(『七年史』引用部分より読み下しbyヒロ)というものでした。

さらに、守護職松平容保、所司代稲葉正邦、因幡藩主池田慶徳らの守衛の労をねぎらい、金一万両を藩兵に下賜したそうです。このとき、容保は武家伝奏から次のような勅命を伝えられました。

「去る18日、召によって早速参内、禁闕守衛尽力の儀、厚く叡感に候。よって御持古しの御末広並びに絹五疋、之賜り候。且つ兵士末々迄苦労思召し候に付き、賜り候物それぞれ配分すべき事」(『七年史』収録のもの。読み下しbyヒロ)

関連:■「開国開城」「大和行幸計画と「会薩−中川宮連合」による禁門(8.18)の政変」■テーマ別文久3年:「島津久光召命」「大和行幸と禁門の政変」■守護職日誌文久3 ■薩摩藩日誌文久3 ■徳川慶喜日誌文久3

参考:『七年史』一・『徳川慶喜公伝』2・『維新史』三(2001.10.8)


前へ 次へ

「今日」トップ 幕末日誌文久3 テーマ別文久3 事件:開国:開城 HP内検索 HPトップ